無線LAN製品については、高速を謳う製品が多くあります。
が、ここで無線LANに本当に高速通信が必要か考えてみたいと思います。
- 通常のインターネット利用であれば、ある程度の速度がでれば、問題なし!
- 速度よりも通信の安定感が必要!!
※あくまでも個人的な意見ですので、参考程度にしてください
ネット利用で必要な通信速度
個人的には通常のインターネット利用であれば50Mbpsの速度がでれば十分かと思っています。(無線機器のパッケージに表示されている規格上の速度ではなく、実効速度として50Mbps)
試しに、以下の3パターンでの平均速度を簡単に測ってみました。
①通常のインターネット利用
いくつかのサイトをしばらく閲覧してみた結果。平均して7.7Mbps。
②Youtube閲覧(画質480p)
自動で設定された480pの画質でも、だいたい 7.7Mbps。
③Youtube閲覧(画質 4K)
4K画質を手動設定してみました。こちらはさすがに通信料が多く 32Mbps表示。
結果をみると50Mbpsでれば十分だと思います。
他に通信量が多いと思われる通信は、
- インターネットからファイルのダウンロード
- 家庭内のNASにファイルを保存
が考えられます。
大きなファイルをやり取りする際に、高速な通信があれば短時間で処理ができますが、通常のご家庭であれば頻繁に行うことではないので、そのときだけ我慢すれば高価な無線機器をそろえなくていいと思います。
速度よりも安定通信
通常のインターネット利用の場合、高速な通信よりも安定した通信の方が大事となります。
例えば
- 速度がでるときは300Mbps程度でるが10分間に1分程度通信が止まる
- 速度は30Mbpsしかでないが、通信が途切れない
で比較した場合、後者の安定した通信の方が重要だと思います。通常利用していて速度がでないからイライラよりも、途中で切れた方がイライラします。(そもそも速度がでていないと感じるケースはほとんどないと思います)
といった感じで速度を追い求めるよりも、まずは安定した無線LAN環境を整えるのが重要となります。
今回はここまで。
次回は、無線の通信を安定させるためのいくつかの方法をご紹介したいと思います。
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