11axの高速化技術「Spatial Reuse」について

前回、11ax について概要を記事にしましたが、これから 11ax で採用されている新しい技術の説明を記事にしていきたいと思います。

第1弾は「Spatial Reuse」技術です。

まとめ
  • 混み合った環境で、品質を向上させる技術
  • 他の無線ルータの電波があっても通信させる技術
  • 読み方は「スペーシャル リユース」

前回の11axに記事はこちら

次世代高速無線LAN規格「11ax」について
最近、ネットのニュースで出てくることのある次世代無線LAN規格の「11ax」について概要をまとめてみます ...
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「Spatial Reuse」技術とは

いままでの場合は、同じエリアに他の無線LANルータと無線子機の通信がある場合に、その通信が終わるまで、自身は通信しない動作でした。

理由は、2つ以上の通信が無線上での衝突を避けるため、「CSMA/CA」という技術が採用されており、無線パケットを送る前に、その他の無線通信がないかチェック(キャリアセンスというます)を行っているためです。

今や、ほとんど無くなりましたが有線LANの半2重通信のときの「CSMA/CD」と同じような技術です。

「Spatial Reuse」ではこの部分を見直し、他の無線通信の伝搬状況を把握して通信に影響を与えない場合は、同時に通信させることを許容する技術となってます。

絵にするとこんな感じです

例えると、同じ会議室で2組ペアがそれぞれ違う話題を話合う時に、

■いままで・・・
自分たちが以外がしゃべっている声が少しでも聞こえている場合は、しゃべり終わるのを待って、シーンとなってからしゃべり出す

■「Spatial Reuse」技術があると・・・
他方のペアがしゃべっている声が聞こえても、小さな声でしか聞こえないから同時にしゃべってもお互いのペアの会話が成立するので、シーンとなるのを待たずにしゃべる
(同じ会議室でも、2組同時に会話ができる)

といった感じです

「Spatial Reuse」技術があれば、公衆無線LANで混み合った環境での品質向上が期待できると思いますが、家庭にしても、ほとんどの家庭に無線LAN環境が整って、お隣さんの無線LAN電波が届いてしまうので、密集した住宅街なでの家庭内無線LAN通信においても品質向上が期待できると思われます。

今日はここまで。。

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