本の概要
『一流の人は上手にパクる 仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング』(俣野 成敏 著、祥伝社)は、仕事のアイディアは、ゼロから湧いて出てくるのではなく、普段の生活からいろんなものをカンニングして、アイディアを生み出す方法を説明しています。
こんな人にオススメ
- 新しいビジネスを考えたい人
- 自分がアイディアマンではないと思っている人
- 視点を変えて物事を考えてみたい人
全体まとめ・感想
本書の題名に「パクる」という言葉があり、最初は仕事の盗み方が説明されていることをイメージしていた。
しかし、読んでみると新たなアイディアを生み出すための方法が説明されており、いままでにない観点で物を見るように心掛けるようになった。
会社の中のオンリーワンになるために
- 決め付けず考えてみる
- なんにでも興味を持ってみる
- 社外の環境に触れる機会を多く持つ
ことが重要だと本書を読んで感じた。
気になった部分をピックアップ
大人のカンニング
「大人のカンニング」とは、他でうまくいっていることを盗み見し、自分のアイディアに変えるビジネスセンスのことです。
学生のカンニングはやってはならぬことだが、正解がない大人の世界で「大人のカンニング」は、ビジネスセンスを磨くために重要。
大人のカンニングには、「情報収集力」「情報変換力」「情報応用力」が必要。
情報収集力
「情報は平等」だが、引き出せる情報は人によって異なる
たとえ自分にとってなんの価値も感じられないものであっても、「続いているものにはそれを支持する人がいて、価値がある」と見て間違いありません。
情報を収集するためには、自分自身の感情を一歩引いて見てみたり、自分のいままで興味がなかったり他業種について目を向けることにより、自分にインプットされる情報の質と量が変わる。
情報変換力
情報を入手したら、このような「抽象化」が大事です。表面的な知識で終わることなく、そこに疑問を感じて抽象的まレベルにまで落とし込み。そして、必要に応じてその抽象レベルを使いこなす。そうすることで、自分の仕事に使えるようになります。
手に入れた情報をそのままではダメ。
インプットした情報を自身の仕事に生かす情報に変換する必要がある。
方法としては、
- 事象を当たり前だと決めつけない
- もし自分だったら●●するといったように勝手にコンサルしてみる
- 視点を変えて逆方向から考えてみる
といった手法がある。
今日はここまで。。。次回お楽しみに。
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