本の概要
『マッキンゼーで当たり前にやっている働き方デザイン』(大嶋 祥誉(著)、日本能率協会マネジメントセンター )は、マッキンゼーで働いた経験を持つ筆者が、いまの時代に自分らしく働いていく戦略を記された本です。
こんな人にオススメ
- 自身の人生で仕事面を含めたライフプランを考えたい人
- 副業やプロボノなど多様な働き方に興味がある人
- 「働き方改革」について考えてる人
全体まとめ・感想
会社に言われたことで働く「他人軸」ではなく、「自分軸」を持って戦略的に働くことが重要であると感じた。
ただし、社会人になりたての人にとっては、自分軸を作る作業が必要であるため、まずは一生懸命に働くことも重要であると感じた。
子供向けに職業体験としていろいろな仕事を体験するイベントや施設があるが、近い将来は大人も同じように、いろいろな職業を経験するための大人版キッザニアみたいなものもできたりするかもと思った。
気になった部分をピックアップ
仕事とプライベートを分けない
しかしそもそも、どうして自分というひとりの人間の人生なのに、仕事とプライベートを切り分けたり、「ワーク・ライフ・バランス」を実現しなければならないのか。
生活のために自身の時間を犠牲して働くという考え方だと、仕事とプライベートは切り分けられる。ただ、今後は、年金も十分にもらえるという保証もなく、その働き方だと十分なリターンを得られることは難しい。
自分の人生でやりたいことを働くことで満たす考え方が必要。
自分にとっての幸せを考える
「お金」は豊かさのひとつの要素にすぎず、お金が豊かさのすべてでは決してありません。
お金だけがあれば豊かではない、自分にとって好きなことや楽しいと思えるポイントを考えながら働き方をデザインすることが重要。
自身が主人公となる働き方である必要はない。自身の強みを使って、フォロワーになったり間接的に関わることでも満足を得ることができる。
「拡散」と「収束」
人のキャリアは「拡散」と「収束」を繰り返しながら進んでいきます。
自身の守備範囲を広げる「拡散」と、自身の守備範囲のスキルを高める「収束」。
「拡散」と「収束」の2つの時期は両方とも必要なことで、自分の現在の成長を考えたときに、戦略的に「拡散」か「収束」かどちらに力を入れて働くか意識することが重要となる。
やらないことを明確にする
アメリカで、物事を進めるときに、「Do’s & Don’ts」と呼ばれる「やることリスト」と「やらないことリスト」の2つを明確にすることを学びましたが、日本では「To Do」=「やることリスト」しか作らない人が多いです。
やるべきことに集中するために、やらないことをリストにして定期的に見直すことが重要。
やりたいこと/やらないことは、一般的や多数決といった他人軸で考えず、「自分軸」で考える。
「やり方を知らない」だけ
今の時代には「できないことは基本的にはない」と考えてください。できないのではなく「やり方を知らない」だけ。
自分にはできなくても、他の人ができることがほとんどであるので、お互いの強みで、それぞれのできないことを補うチームとなれば「できないことはない」。
SNSやクラウドソーシングの普及で、個のスキルを持って助け合うことが可能になっている。
今日はここまで。。。
次回お楽しみに。
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