本の概要
『論破力』(ひろゆき[西村博之](著)、朝日新書 )は、説得力のある話し方や考え方でストレスなく過ごす方法が記された本です。
こんな人にオススメ
- 口下手だと思っている人
- 対人的なストレスをなくしたい人
全体まとめ・感想
相手を説得するためのテクニック的な内容もあったが、どちらかというと、相手に言うことを気にせず自分のペースで話せるようになることで、ストレスを溜めなくなるという内容が多い印象だった。
テクニックについては、具体的な著者の事例も合せて解説されており、納得しやすかった。
気になった部分をピックアップ
理由を考える
要は「好き・嫌い」を議論するのは不毛でも、「好き・嫌い」の理由を考えるのは有益ということ。
偉い人の好き嫌いに対して反論することは時間の無駄。
原則は、偉い人の反論はしないこと。好き嫌いの理由を理解しておくと、偉い人の傾向が見えてきて、次回以降の対策になる。
あえて弱者になる
じつは、ひたすら謝り続ける相手を責め続けるというのはとても難しいのですよ。
謝ることを苦にせず謝ることができれば、弱者の立場になり、周りからは被害者に見えて責める人が加害者となり、責め続けることが難しくなる
絶対と言わない
「けっこうな確率」というのは、じつは何も言ってない言葉。だから便利なのですよ。
絶対などという言葉は、例外があったときにそこを切り口に逆に論破されてしまうことがあるので、絶対とは言わない。
「けっこうな確率」といって逃げ道を残しておくことが重要。
相手にとって価値があるものを利用する
問題は、相手が価値があると思っているものは何かということですが、たとえば、おいらがしょうもないTシャツを着ているとして、「しょうもないTシャツだね」と言われたときに、「でも、これフランス製だよ」と言うと、人はそこで落っこちます。
相手にって価値があるものを見つけて、その部分を利用して話をすることで、相手はこちらの話を否定しにくいものになる。
今日はここまで。。。
次回お楽しみに。
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