更新が空いてしまいましたが、、、
過去に、Ubuntuを利用して無線LANのキャプチャについて記載しましたが、無線LANの解析用ソフトがはじめから入った「Kali Linux」の利用方法についてまとめてみました。
これを利用すると簡単に無線パケットキャプチャが始められます。
- 「Kali Linux」の仮想OSイメージがあるのでOSインストール作業不要!
- 無線パケットキャプチャの「aircrack-ng」もインストール済ですぐに無線パケットキャプチャ可能!
- 30分もあれば無線パケットキャプチャ環境が構築可能!!!
過去に投稿したUbuntuを利用した無線LANパケットキャプチャのページ
↓

「Kali Linux」
もっと、無線LANのキャプチャについて深く勉強したく以下の本を購入。
「パケットキャプチャ無線LAN編(Wiresharkによる解析)」
一通り読みましたが、かなり内容が濃く、無線LANトラブルシューターとしてレベルアップができた(気がします)。
オススメです!
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その中で、無線LANキャプチャ環境を構築するためのLinixOSの「Kali Linux」が紹介されており、こちらのインストールに挑戦してみました。
Kali Linux とは、主にセキュリティ関連のテストに利用されるLinuxであり、無線LANキャプチャに利用する「aircrack-ng」も初めからインストールされています
①仮想化ソフトのインストール
WindowsのPCで、「Kali Linux」を仮想OSとして利用します
そのため、まずは仮想化ソフトがインストールしてない方は、そちらをインストールしてください。
わたしは、仮想化ソフトとして「VirtualBox」を利用しています。
インストール方法などは割愛させていただきます。
②Kali LinuxのOSイメージのダウンロード
Kali Linuxを利用するためのファイルを公式サイトからダウンロードします。
VirtualBox用のOSイメージがダウンロードできるため、そちらを利用するとOSのインストール作業なく利用が可能です。
OSはいくつかのバージョンがありますが、無線パケットキャプチャをコマンド上で実施するだけであれば、一番容量の小さい「light」でOKです。
公式サイトはこちら。公式サイトからファイルのダウンロードまでの動画参考に載せておきます。
③Kali Linuxの起動
ダウンロードされた「kali-linux-light-2017.2-vbox-amd64.ova」をダブルクリックするとVirtualBoxが自動で起動し、インポートのための条件入力画面が表示されます。
特に変更しなくても利用できますが、必要に応じて変更したい人は内容を確認して変更してください。「インポート」ボタンを押すと、VirtualBoxへのインポートが始まります。
〇インポートを押す(必要に応じ設定を変更してください)
〇インポートが始まります
〇仮想マシンとしてインポート完了
④無線パケットキャプチャを試す
まずは、仮想マシンを起動して、USB無線子機を認識させます。利用した無線子機は、以前にも利用したバッファローの「WLI-UC-G301N」で試しました。
〇仮想マシンを起動
〇 Kali Linuxを起動
〇 root 権限でログイン。パスワードは初期値は「toor」。ログイン後に必要に合わせてパスワード変更をしてください。
〇 PCにUSB無線LAN子機を挿し、仮想マシンに認識させる
⑤ターミナルを起動し無線パケットキャプチャを実施
コマンド入力するため、画面下にあるボタンを押してターミナルを起動します
ターミナルを起動後は、以前にご紹介した以下のブログの 無線キャプチャ用ソフト「aircrack-ng」を利用 の手順が利用できますので、ここからの手順は以下のブログを参考にしてください。

今回はここまで
次回は、今回構築した「Kali Linux」で、前回に断念した11ac対応のUSB無線LAN子機「WN-AC433U」での無線LANキャプチャについてまとめてみます。
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