読書:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

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本の概要

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ふろむだ (著)、ダイヤモンド社)は、「錯覚資産」という武器を利用して人生を好転させる方法が説明された本です。

こんな人にオススメ

  • 人生を好転させたい人
  • 無意識に働く人の評価軸を知りたい人

全体まとめ・感想

社会人の評価は、非常にあいまいで、実力だけでは上に上がれないことを痛感させられた。

自身のスキルアップだけでなく、周りにどう評価させるかを意識した行動が必要であることが重要であることが分かった。

実力があれば評価は後からついてくるという考えは甘い。

また、学生は評価に錯覚資産がないということは、学生のうちに実力をつけ評価を得てることで錯覚資産を大きくしておくと、社会人になったときに非常に有利に働くと思った。

気になった部分をピックアップ

全体的に優れていると錯覚する

 つまり、「容姿が優れている」という特徴が、漠然と「その人間が全体的に優れている」というイメージに変換されてしまう。
「全体的に優れている」という印象を持ってしまうと、その政治家の、政治手腕も人柄も、政策も、なにもかも優れているように見えてしまうわけだ。

一つのことが優れていると、いろいろな要素の特徴が全体的に押し上げられ全体的に優れていると錯覚してしまう。

これは、意識的にそう考えるのはなく、無意識にそのような評価をしてしまっている。

人の評価は、「実力」だけでなく「運」や「錯覚資産」によって評価され、全体的に評価が高い人はより良い機会が得られ成長機会が得られる。「実力」だけが優れていても成長率は低い。

ハロー効果

「ハロー効果」の「ハロー(halo)」とは、あいさつではなく、後光のこと。 なにか一点が優れていると、後光がさして、なにもかもが優れて見えちゃうような錯覚、というわけだ。

会社のえらい人や、有名人は、ステータスがあると言うことで、ハロー効果で相手が全体的に優れていると錯覚を起こす。

自分自身の人生の選択についてはこういった無意識に働いている思考の錯覚を取り除かなければならない。

多くサイコロを振る

多少は「才能」はあるのか?」と考えたほうがいいが、成功の要因としては、才能よりも運や思考の錯覚の方が大きいので、「自分には、本当に才能があるのか?」と不安がってエネルギーを消費するのは、投資効果が悪すぎるのだ。

自身の才能は、自身も他人も気づいていないことが多い、ヒットすっるかしないかは運によるところが大きい。

自分の才能について考えるよりも、サイコロを多く振って試行回数を増やすことに注力した方がよい。

無意識にデフォルト値を選ぶ

恐ろしいことに、人間は、判断が困難なとき、自分で思考するのを放棄して、無意識のうちに、デフォルト値を選んでしまうことが多いのだ。

人は選択を悩んだ場合は、デフォルトの選択となる現状維持を選択することが多い。このように安易に思考を放棄せず粘り強く感が抜いて選択することが必要。

あえて現状維持という選択肢を取り除いて選択をすることで、成功確率が高くなる。

無意識を意識する

要は、「一貫性、原因、結論」の3つを過剰に求める傾向に注意していれば、自分の思考の錯覚に気づいて修正しやすくなるし、他人の思考の錯覚を利用して、自分に有利に物事を進めることができる、というわけだ。

人間の思考の錯覚を起こす原因として「一貫性、原因、結論」がある。このことを意識し、無意識な部分を見通したり利用し「錯覚資産」を大きくすることで有利に物を進めることができる。

学生は、成功は、テストの点など数値で決まることが多く、実力と運だけで決まってくることが多い。

社会人になると、実力と運だけでなく錯覚資産も成功に必要な要素となっている。


今日はここまで。。。

次回お楽しみに。

読書
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