本の概要
『日本が「世界一」を守り抜く戦略』(パトリック・ニュウエル (著)、光文社)は、各ジャンルの著名人に2030年の日本に対するいくつかの質問の回答から、これから10年後に向けてどうすれば良いか書かれた本です。
こんな人にオススメ
- 未来予測したい人
- 10年後の日本が気になる人
- 海外と比べて日本の良い所・悪い所が知りたい人
全体まとめ・感想
アメリカ出身の著者からみても日本人が失敗を恐れ奥手になってしまう人種なんだなと思った。本書に中にも日本は自然災害が多い地域が影響してリスクを恐れる思考をいるかもしれないという部分が納得できた。
半面、日本人には和を重んじた美徳が海外からみても素晴らしいということが日本人として嬉しかった。これからグローバル化を進めながらも日本独自の良い部分は守っていく必要があると思った。
また、あらゆる分野の著名人の2030年に対する質問の回答はぶっ飛んだものが多く、その内容を読むだけで自分の考えの幅が広がった気がする。
気になった部分をピックアップ
日本は失敗を恐れる
どういうわけか日本において、失敗はある意味タブー視されています。
ただ予測するより、作って試して試行錯誤した方が楽しい。
日本において和を乱したり失敗を恐れチャレンジすることは避けられるが、この考え方を変えていかなければならない。
日本は最悪のシナリオに備えすぎ
しかし日本人は、最悪のシナリオを含む、あらゆるシナリオを想定して議論する傾向が強くあります。最悪の結果を先回りして考え、それが起きなかったことにほっとし、期待を上回ったことを喜びます。
ネガティブなことに時間を割くよりポジティブなことに時間を割いた方が良い。
日本人は力を合わせて前に進むことを得意としているので、ネガティブよりポジティブなことに一致団結していけば良い方向に向かうと思う。
テクノロジーと日本の価値観
自然と人間とテクノロジーをつなぐ中心に、日本人の価値観と美徳がありつづける必要があります。
AIを中心とするテクノロジーが発展しても、人と人とのつながりがより重要になる。
日本人独自の価値観を持ちつつテクノロジーを結びつけていくことが重要。
今日はここまで。。。
次回お楽しみに。
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